福岡がん総合クリニック

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メッセージ

1983年春、九州大学医学部を卒業し、5年間の外科修行の後、九州大学病院、米国のUCLA、John Wayne癌研究所、九大病院関連病院、最後は九州大学大学院腫瘍制御学講座に籍をおいて15年間を悪性腫瘍の臨床と研究に明け暮れました。

その通算20年にわたる臨床研究の経験から、難治がん治療にはがんに対する免疫細胞の働きを応用する治療が必要であることを確信し、私が理想とするがん医療を実現するため、九州大学の職を辞し、2004年春、研究室を併設した、がん免疫細胞療法を柱とするがん治療専門クリニックを立ち上げました。

クリニック発足当時は医師主導で施行できていたものが、10年後の2014年には、がん免疫細胞療法は再生医療等安全確保法第三種医療として、立法化されるに至りました。

それと時を同じくして、免疫の働きにブレーキをかけるという免疫療法の分野では真逆の発想で生まれたオプジーボをはじめとする免疫抗体療法などの薬剤も医療現場に登場し、がん免疫療法においては目覚ましい発展がありました。

が、その一方で、これら免疫抗体薬は両刃の刃で、自己免疫による重篤な臓器機能不全という致命的な副作用の可能性も併せ持つため、施行する際は非常に慎重でなければなりません。

免疫療法は、可能な限り副作用のない安全な方法で提供されなければならない。との考えから、私が現在最も力を注いでいるのが、がん精密医療(CANCER PRESICION MEDICINE)です。米国の元大統領オバマ氏が提唱した、「患者さん個々に最適ながん医療を提供する」という趣旨の医療です。

具体的には、がんの遺伝子変異を突きとめ、①その遺伝子変異により産生される変異ペプチドの内、最も免疫の攻撃目標となりうるネオアンチゲン(新生抗原)ペプチドを個々の患者さん毎に予測して合成し、それを刺激材料にした樹状細胞ワクチンを作成したり、②遺伝子の変異に基づく有効な薬剤を選択するといった究極の個別化がん医療です。

この考えに基づいて4年ほど前に始めたネオ抗原刺激樹状細胞ワクチンの治療成績は、臨床報告という形で、当院からここ3年間で4編の英語論文を出版し世界に発信しています。発表論文の紹介ページで是非ご覧ください。


院長略歴とクリニックの歩み

福岡がん総合クリニック 理事長・院長 森崎 隆
医学博士
九州大学医学研究院腫瘍制御学認定免疫細胞療法専門医 日本がん治療認定医機構暫定教育医 日本がん治療認定医機構癌治療認定医 日本バイオセラピィ学会評議員 日本外科学会認定医 癌免疫外科研究会施設会員 バイオ治療法研究会施設会員
1958年7月
佐賀県生まれ
1983年3月
九州大学医学部卒業 と同時に九州大学第一外科入局
1988年4月
5年間の外科臨床経験後、第一外科臨床免疫研究室(鳥巣要道先生)で腫瘍免疫の研究を始める。
1991年1月〜
UCLA外科のDr.Morton 教授の下、外科腫瘍学研究員として留学。その後研究拠点をJohn Wayne Cancer Instituteへ移した同教授の下で悪性黒色腫の免疫療法(細胞傷害性Tリンパ球の大量培養など)、インターロイキン4、がん細胞周期の研究を行う。
1993年5月
帰国。
1994年
九州大学医学部博士号を取得
1999年4月〜
九州大学医学研究院先端医療医学腫瘍制御学(片野光男教授)助手となり、難治がんに対するがん免疫監視機構構築療法(樹状細胞ワクチン+活性化リンパ球療法+BRM療法)の第Ⅰ,Ⅱ相臨床試験を行う。
2003年10月
民間でのがん専門医療への転向を決意し、九州大学での職を辞する。
2004年3月
がん治療に特化した自由診療の医院「薬院CAクリニック」を福岡市中央区渡辺通に開設し、民間の医療施設の院長としての歩みをスタート。九州大学医学研究院先端医療医学部門腫瘍制御学非常勤講師を拝命し、自施設にて臨床と研究を共に進めることになる。
2008年9月
施設を福岡市博多区住吉3-1-1へ移転し、名称を「医療法人慈生会 福岡がん総合クリニック」と改め現在に至る。
2021年4月〜
九州大学大学院医学研究院で臨床・腫瘍外科(第一外科)の非常勤講師としてがん免疫についての講義を担当する。

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